まさに今、これから生まれてくる赤ちゃんの名前を考えていらっしゃる方もいるかもしれません。
今年も「赤ちゃんの名前」人気ランキングが発表され、その傾向が明らかになりました。
思いの詰まった赤ちゃんの『名づけ』。
通信教育大手「ベネッセ」が、今年1月から9月に生まれた新生児、約20万人を調査した、名前の人気ランキングを発表しました。
最多の一位となったのは、男の子が「蓮(れん)」で、3年連続。
女の子が「陽葵(ひまり)で、5年連続となりました。
【30代女性】
「『湊』とか『蓮』とかめっちゃ人気。いっぱいいます」
【30代男性】
「1位(蓮くん)は僕のいとこの名前」
また上位には、「陽翔(はると)」や「結菜(ゆいな)」「紬(つむぎ)」などの名がランクインし、コロナ禍を受けてか、「あかるさ」や「つながり」など、未来への願いを込めた名前が順位を上げているとベネッセは分析しています。
街で「名づけ」について話を聞くと…
【50代女性】
「この子の場合は、ちえみって、(影響を受けたのは)堀ちえみ。ちえみって名前、いいなっとか。今度女の子が出来たらちえみにしようと」
【40代男性】
「今後のことを考えて、グロ-バルでも通じるようにと。妻と相談してこの先海外にいっても通じるような発音しやすいような名前にしようと決めてました」
【30代女性】
「百合の花のように凛として上品に清楚にみたいな意味で百合とつけたかった。全然、思惑通りに育ってないですけど…」
名づけへの想いは、十人十色。
中にはこんな人も…
【40代夫婦】
「本は買って見たりはしてましたけど、結局完全無視で。自分の好きな名前」
【70代と80代夫婦】
「最近、書き順が多いですやんか、それで、なんて読むのか…自分の好きな名前。あまり考えないこと。パッと浮かんだらパッと」
また、『あおい』や『はる』といった男女の性差が無いジェンダーレスな名前が去年よりランクアップしているのも今年の特徴です。
【40代男性】
「ジェンダーレスでも自然に受け入れられるような気がしますね。LGBTも受け入れられるようになっているのでいいと思う」
京都市中京区にある武信稲荷神社。
【山本大貴キャスター】
「こちらの神社、これまで数えきれないほどの名付けをしてきた神社です。名付けの極意、聞いてみましょう」
古くから命名・名付けにゆかりがある神社として知られ、赤ちゃんの名付け依頼は年に900件ほどあるということです。
――Q:実際に依頼を受けてからどのような流れで名づけをされてるんですか?
【宮司仲尾宗泰さん】
「姓名判断ていう観点でいいましたら、字画数、発音の影響力、陰と陽のバランス、赤ちゃんの情報、生年月日やご両親の名前であったりとか」
そのほか、依頼主の思いや希望などを聞いたうえで、5つから6つ、候補を出すということです。
そのうえで、名づけに大切なこととは…
【宮司仲尾宗泰さん】
「子どもが生まれたこと、その時の思い気持ちが両親にはあるはずなんですね。そういったその時の気持ち思いっていうのが、名前を呼びかけることによって常に思い起こせるようなもの、これも非常に良い名前ということになってきます」