総務省がまとめた2019年の人口移動報告によると、中国地方の全107市町村の82市町村(76・6%)が、転出者数が転入者数を上回る「転出超過」となった。一方、転入超過となったのは25市町村(23・4%)だった。
【表】転出超過となった中国地方の82市町村
市町村別で、転出超過数が最も多かったのは福山市の2569人。18年に続き中国地方最多で、転出超過数は18年の1998人から拡大した。次いで、岡山市1989人、呉市1533人、広島市1220人だった。
転入超過の最多は下松市で416人。廿日市市213人、防府市212人、総社市136人と続いた。全域が過疎地域となっている町村でも、広島県北広島町や島根県吉賀町などが転入超過となった。