風俗ビル「スケルトン化」成功 オーナーを書類送検 大阪


風俗ビル「スケルトン化」成功 オーナーを書類送検 大阪

 営業が禁じられた区域で性風俗店を営むと知りながら、ビルの一室を貸したとして、大阪府警生活安全特別捜査隊は9日、風営法違反(禁止区域営業)幇助(ほうじょ)の疑いで、ビルを所有する「中央建設」(大阪府枚方市)の代表取締役の男(61)=大阪府交野市星田山手=を書類送検した。容疑を認めているという。

 送検容疑は5~6月、病院から200メートル以内の性風俗店の営業が禁止されている区域内に所有する枚方市のビルで、大阪市北区の男(63)=同法違反容疑で逮捕=らが違法な店舗型性風俗店を営むと知りながら、一室を貸し出し、営業を手助けしたとしている。

 このビルには性風俗店など9店舗が入っており、府警が昨年11月から立ち入りを実施。今年10月末で全店舗が廃業した。

 府警の担当者は「風俗ビルを骨組みだけにする『スケルトン化』に成功した。オーナーの立件も含めて極めて珍しい成果だ」としている。



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