米国在住の町山氏が大統領選の集計システムについて言及し、その中で筆跡鑑定や投票率について触れていた。この話が正しいならば同一の筆跡が何十票もカウントされるということはないようだ。だがホワイトハウスのマケナニー報道官が筆跡について触れている以上は疑ってかかるしかない。実際に黒井は他人のサインを真似る人を目撃したことがあるし、筆跡を似せるソフトも開発されていることが分かった。同じ筆跡が数十票という話とはやや違うが、何らかの不正を疑う余地はあると言える。
町山智浩 2020年アメリカ大統領選挙・開票終盤の見どころと不正の困難さを語る
2020.11.06
町山智浩さんが2020年11月6日、自身のYouTube動画『町山智浩のアメリカ急報』で開票が終盤を迎えている2020年アメリカ大統領選挙の見どころを紹介。ペンシルバニア、ジョージア、ネバダの情勢を紹介しつつ、今回の選挙がシステム上非常に不正が困難であること、そして厳重にチェックをしているために開票作業に時間がかかっていることを話していました。
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だから二重投票とか、あり得ないんですよね。このシステムのせいで、逆にウィスコンシン州では、その投票者登録というのを投票日の当日にもやれるので。だから実際の投票数がその前の投票者登録数よりも超えちゃったんですね。でも、それはすぐに修正されました。というのは、当日に投票人登録した人の分が投票人リストの中に入ってなかったからなんですよ。だから、その人数が一時的に100パーセントを超えたんですけども、そのあとにちゃんとその人数もリストに入ったんで、完全に一致しました。
というか、完全にその投票人登録と投票が一致しなければ、投票としてカウントされないので。だから絶対に不正が不可能なシステムになっているんですよ。「票を盗んでどこかに捨てる」とか、そういうことはできないんですよ。1個1個、見ているんですよ。こうやって。うちは娘が郵便投票したんで、全部封筒とかを見ましたけれども。で、そのサインが一致しているかどうかの鑑定の仕方っていうのも、ちゃんとインターネットに出てるんですけど。
歳を取って手が震えたりして字が……サインってどんどん変わっていくじゃないですか。癖が付いて。そうやってサインがどんどんどんどん変わっていって元のサインよりも歪んだとしても、その人が同一であることを判定するか筆跡鑑定のテクニックっていうのはマニュアル化されていて。それで全部集計してるんですよ。で、「集計にめちゃくちゃ時間がかかる」って言われているのはそのせいなんですよ。
だから具体的には「G」の書き方とかね、「Y」の書き方とか。いろんな癖がありますね。「M」の書き方とか。癖のある文字に注目してチェックするんですよ。同じかどうか。あとは「○」なんかも書き方はみんな人によって違うんですね。「O」とかね。あとは「i」の点の打ち方とか。そういうのでみんな癖があるんですよ。そこをポイントとして見ろってことになって筆跡鑑定をして1個1個確認してるので、不正ってできないんですよ。
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https://miyearnzzlabo.com/archives/69594
やろうと思えば筆跡は似せられると思う
筆跡で見つかったのは、マケナニー報道官の記事と、この町山さんの記事だけでした・・・。
マケナニー報道官に対する明確な反論ということになるね。1週間前の反論だけど。つまり論破済みだった話をマケナニー報道官が蒸し返したとも言える。
これって、ホントにホントなんですか?州ごとに、集計の方法も違いますよね?
共和党の言い分だと監視員が不当に退場させられたり、共和党が認証してない集計機が見つかったりしたという話だからな。通常のルールが守られていない可能性にも言及した方がいいとは思う。
筆跡って、似せられますか?この記事を読んでも、まだ納得できないです。
ここだけの話だけど、他人のサインを真似て申請書にサインするような輩はいるよ。米国とは限らずどこでもそう。書類の代理申請なんかでは安い業者だとありうる。俺は自分のサインはやや簡略化してるから、真似されても多分気付かないと思う。
トランプ大統領のサインは、どうですか?
練習すれば多分そっくりに書けるよ。ステューシーというストリート系の米国アパレルブランドがあるんだけど、あのロゴマークを何百回と試してスウェットに描き入れたりしたこともある。当然私的利用目的でだ。トランプのサインと若干雰囲気が似ている。
監視員も眠気と戦っていて気付かない可能性
だから気合いを入れて不正をやろうとすれば監視員の目をすり抜けることは可能だと思う。監視員も何百何千というサインを深夜まで目にすることになるから、細かな違いを見ようとしても気付かない可能性はあるね。
じゃあ、システムの問題がないとは言い切れないんですね・・・。
探してみたら案の定あった。サインを再現できるソフトが存在するらしい。2016年時点でこれなら2020年はもっと進化してるだろうね。
悪用厳禁! 筆跡を完ぺきに再現できるソフトウェア
2016.09.06 21:06
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そこで開発されたのが、人の筆跡のユニークな部分をすべて再現できるアルゴリズム「My Text in Your Handwriting」。開発したのはTom Hainesさんたちが率いるユニバーシティ・カレッジ・ロンドン(UCL)のコンピュータ科学者たち。筆圧や、文字同士のくっつき具合や垂直方向と水平方向での配置などの要素を再現するソフトで、単語によって変わってくるアルファベット同士の間隔も反映し、手書きのような筆跡が再現されるという仕組みです。
My Text in Your Handwritingで誰かの筆跡を複製するには、少なくとも1段落分の手書きサンプルが必要になるとか。なので、手書きのノートなんかはとっくに捨てていて、メールしか使わない人なら偽造される心配はなさそうです。
こういったテクノロジーの話を聞くと悪用の心配をしてしまいますが、医者のカルテや処方箋、裁判の証拠などの偽造のためではなく真っ当な活用例もあります。例えば、脳卒中の発作による後遺症を抱えた人や書く能力を失った人であっても手書きの手紙を作れる、さらに漫画やグラフィックノベルではクリエイターの筆跡を残したまま翻訳版を出すためのツールとして使えるとのこと。
使い方さえ間違えなければ素晴らしいツールですよね。そう、悪用されなければ…。
サインって、印刷できるんですか?
そもそもそこからだよな。下手すると人の手が介在しないまま偽造サインで投票される危険性もある。トランプ陣営はそこまで考慮しながら具体的な証拠を掴んだということになる。陰謀論だと思い込んでいた投票用紙マイクロチップ説が現実味を帯び始めてきている。
確かに・・・。マイクロチップの話、もっと調べた方がいいですか?
今回のように有用な話題に発展するのであればぜひ。よろしく頼む。
分かりました!トランプ大統領、諦めたらそこで選挙終了です!頑張って下さい!バイデンさん、油断してはいけません!さようなら!