旅客機の主翼後縁フラップ、飛行中に脱落しかける 米


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この出来事が発生したのは19日。デルタ航空1893便がフロリダ州のオーランド国際空港からテキサス州のオースティン・バーグストロム国際空港へ向かっていた際、主翼の後部が脱落しかけているのに乗客が気付いた。

乗客のシャニラ・アリフさんはCNNの取材に、「ひどい乱気流かと思った。機体が揺れていた」「前の席の女性が窓を開け、壊れていると教えてくれた。私も窓を開けてみて、怖くなった」と振り返った。

アリフさんが撮影した映像には、旅客機の飛行中、主翼の後方にフラップが垂れ下がっている様子が映っている。

アリフさんはフラップが完全に脱落して尾翼に直撃し、墜落を引き起こすのではないかと不安になったという。

デルタ航空は声明で、着陸後、「左翼フラップの一部が所定の位置にないことが確認された」と説明。「当該機は整備のため、運航から外された」と明らかにした。

フラップとは、離着陸時に展開される主翼後縁の表面部分を指す。

デルタ航空は「社員と顧客の安全以上に重要なものはない」として、顧客に謝罪した。

この便には乗客62人と乗員6人が搭乗していたが、けが人はいなかった。

デルタ航空はFAAの調査への全面協力を表明した。



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