カレー店でクラスター、休憩中にマスク外し飲食・会話

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 茨城県内で11日、20人の新型コロナウイルス感染が判明した。1日当たりの発表人数では、4月1日の18人を上回り過去最多。県南地域や東京都内で感染が急拡大しているとして、県は対策指針「茨城版コロナNext」に基づく対策水準を「ステージ3」に強化した。大井川知事は臨時の記者会見で、感染の「第3波」に入ったとの認識を示した。

■外出自粛も視野

 ステージ3は、9月7日以来65日ぶり。〈1〉東京への移動・滞在では適切な感染対策を実施〈2〉年末年始に休暇の分散取得へ協力〈3〉クリスマス、大みそか、初日の出など大人数が集まる行事で、感染対策の徹底――などを求めている。外出自粛や休業は要請しない。

 11月11日時点で、県内の感染者は854人となった。県によると、5~10日の新規感染者は55人。29人だった10月29日~11月4日の2・5倍超だ。知事は「この調子で感染拡大が止まらない場合、外出自粛や休業の要請が視野に入ってくる」と危機感を示した。

■土浦で感染集団

 感染拡大のペースが速くなったのは、取手市や守谷市、土浦市など県南地域で10月末以降、感染者が急増したためだ。知事はクラスター(感染集団)として「夜の繁華街と外国人コミュニティー」を挙げた。

 土浦市桜町の「パブHEAT(ヒート)」と系列店の「パブHEAT2」では11月5日以降、感染者が相次いで見つかった。11日時点で経営者1人、従業員4人、客5人の計10人に上る。

■アマビエ登録を

 県は独自の6指標に基づき、対策水準を決めている。週平均で見ると、6指標のうち「東京都内の1日当たりの経路不明陽性者数」は、6日にステージ4に悪化した。「県内の陽性率」は8日、ステージ3となった。

 11日には「県内の1日当たりの陽性者数」が10人を超え、ステージ4になった。ステージ4は、感染爆発などのリスクが高い状態とされている。

 クラスターが発生した土浦市の2店は、感染者との接触可能性を通知するシステム「いばらきアマビエちゃん」に登録していなかった。県は11日に改めて、店舗や施設などの事業者に登録を促し、感染防止対策を講じていることを示す宣誓書も掲示するよう求めた。

 県民には登録済みの店舗や施設を利用し、来店などのたびに登録手続きを取るよう要請した。

 大井川知事が11日の臨時記者会見で公表した「外国人コミュニティー」のクラスター(感染集団)は、県南地域にあるカレーチェーン店で働く店長や従業員、その家族ら計16人のネパール人だ。関係者への取材でわかった。いずれも取手市か守谷市に住んでいる。

 関係者によると、店員らは就業時にはマスクを着用していた。しかし、休憩中は外して飲食や会話をしていた。仕事ではない場面で気の緩みがあり、感染が拡大した可能性もあるという。

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