経営者と客が感染のカラオケスナック、新たに客の女性重症


 千葉県内では12日、新たに74人の新型コロナウイルス感染が確認された。8月6日の76人に次いで2番目に多く、直近1週間の新規感染者は1日あたり50人(11日時点)と増加傾向にある。県は警戒を強めている。

 県の発表によると、市川市の特別養護老人ホーム「親愛の丘市川」で、入所者5人と職員3人の計8人の感染が判明。同施設では、入所者の80歳代女性の感染が分かっており、県はクラスター(感染集団)が発生したとみて調べている。

 柏市は、1日としては最多となる18人の感染を発表した。重症の70歳代女性と軽症の60歳代男性は、同じカラオケスナックの客。店の経営者と別の客1人の感染がすでに明らかになっていた。クラスターが起きた市立土小学校では、新たに女子児童1人の陽性が判明し、同校の感染者は計6人となった。

 船橋市は、クラスターが発生した県立船橋芝山高校で新たに3年生の男子生徒1人の感染を発表した。同校の感染者は8人となった。同市浜町の冷凍・冷蔵倉庫でも新たに従業員2人の感染が確認され、感染者は36人になった。

 森田知事は12日の定例記者会見で、全国で急速に感染が広がる現状に触れ、「より一層の警戒が必要だ。マスクの着用や手洗いなど、基本的な感染症対策を徹底してほしい」と注意を呼びかけた。



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