米大統領選で12日、開票の続いていた西部アリゾナ州で民主党のジョー・バイデン前副大統領(77)が、共和党のドナルド・トランプ大統領(74)に勝利した。ニューヨーク・タイムズ紙など主要メディアが報じた。既に当選を確実にしているバイデン氏の獲得選挙人は290人となった。トランプ氏は217人。
まだ勝者が確定していないのは南部ノースカロライナ、ジョージアの両州。ジョージアはバイデン氏のリードが得票率0・2ポイントと僅差で今後、票の再集計が実施される。
得票率0・3ポイント差でバイデン氏が勝利したアリゾナは、FOXニュースが3日夜、AP通信が4日未明にそれぞれ「バイデン氏勝利」と報じたが、他の主要メディアはこれまで判定を留保していた。郵便投票も多く含まれた残票に占める両党の支持者の割合がそれぞれどの程度か、評価が分かれるなどしたために慎重を期していた。【ワシントン高本耕太】