【ハノイ時事】東南アジア諸国連合(ASEAN)事務局は18日、オンライン形式で先週開催したASEAN首脳会議の議長声明を公表した。
声明は中国が実効支配の動きを強める南シナ海情勢に関して「土地の埋め立てや深刻な出来事などに、複数の首脳が懸念を表明した」と指摘。「(こうした行動は)地域の平和と安定を損ないかねない」とし、中国の動きをけん制した。
さらに「相互の信頼を醸成し、情勢をさらに複雑にさせるような行動を自制する必要性を確認した」と強調。国際法に基づき、平和的な紛争解決を目指す方針を示した。