ついには「人間のくず」…中国を怒らせたポンペオ長官の一言


ついには「人間のくず」…中国を怒らせたポンペオ長官の一言

ポンペオ長官はこれまで米国内の中国攻撃で先鋒の役割をしてきた。7月23日に米カリフォルニア州ニクソン図書館で「中国共産党と自由世界の未来」を主題にした演説が代表的だ。

中国との修交の糸口を開いたニクソン大統領を記念する席で習近平中国国家主席を「失敗した全体主義イデオロギーの信奉者」と指摘した。また「米国と同盟国が力を合わせて中国を変えなければならない」として中国に対する体制変化の意志も表わした。

中国はこうしたポンペオ長官をこれまで「人類の公敵」と攻撃してきた。ところがポンペオ氏が12日に「台湾はずっと中国の一部分ではなかった」とし、中国が金科玉条とする「ひとつの中国」の原則まで否定する発言をすると怒りが爆発した。

中国中央テレビ(CCTV)が16日に「中華之声」という論評を通じ、中国でもめったに見ない「人間のくず」という表現でポンペオ長官を猛非難したのだ。

ごみやくずという意味の「渣」は中国の手抜き工事を批判する時にしばしば使われる言葉だ。不適切な材料を使って橋梁を建設しこれが豆腐かすのように落ちくぼんで崩壊する場合に「豆腐渣工事をした」と非難する形だ。

ところがCCTVはこの日、「豆腐」の代わりに「人」を入れて「人間のくず」とポンペオ長官を叩いた。「たわ言ばかり言うポンペオはいつまで持ち堪えるか」という見出しの評論でポンペオ氏を「終業のベルが鳴ろうとしているのに賭博で目が血走ったごろつきのばくち打ちのようだ」と描写した。

「ポンペオは就任以来中国に対する政治フェイクと政治ウイルス散布に余念がなかった。米国史上最悪の国務長官」とした。「渾身の力を尽くし」「あたかも秤を飲み込んだように心に堅く決め中国反対の最先鋒に立っている」とも指摘した。

「もう時間もいくらも残っていないのに使いやすい台湾カードを取り出して公開的に『ひとつの中国』の原則に反している。ポンペオのような人間ごみに、国際大勢を読み間違って時代にそぐわず間違って生まれてきたということを正式に警告する」と話した。

「友達が来れば酒でもてなすが、山犬と狼には猟銃が適当。中国内政に干渉し中国の分裂を試みる者はただ頭が割れ血が出ることになるだけ」とした。また「世界最大の肥やしをかき回す棒もまもなく幕を下ろすことになる」と嘲笑した。

中国国営メディアで「人類の公敵」という非難を受け、さらに「人間のくず」と罵倒されることになったポンペオ長官の場合は、米政権が変わったとしても険しいことこの上ない米中関係の現住所を見せるようだ。



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