千葉県印西市のガソリンスタンドでハイオクガソリンが混入された可能性がある灯油が販売されたことが20日、分かった。印西地区消防組合本部と出光興産が発表した。ストーブなどで使った場合、火災の危険性があり、使用しないよう呼び掛け、回収を急いでいる。
販売されたのは、同市牧の原2の1のガソリンスタンド「出光リテール販売セルフ千葉ニュータウンSS」。19日午後零時半から午後2時55分までに56人に計約1800リットルを販売したという。タンクローリーで運ばれたが、荷降ろしした運転手が灯油の色が違うことから、混入の可能性に気が付いた。出光興産が調べたところ、タンク内の仕切りに亀裂が見つかったといい、灯油とガソリン混ざった可能性がある。
同社によると、現金やプリペイドカードで決済した約30人は連絡先がわからないという。
心当たりがある人は消防本部指揮指令課(0476・46・9981)、同社関東第一支店販売企画課(03・6222・1208)へ連絡を求めている。