大阪府の吉村洋文知事は21日、政府が新型コロナウイルスの感染拡大を受けて決定した「Go To」キャンペーンの運用見直しについて、「経済効果があるのは十分分かるが、今は立ち止まるべきだ」と賛意を示し、キャンペーン適用の一時停止に向けて調整する考えを表明した。
大阪市内で記者団の取材に応じた。
吉村氏は「今はやはりブレーキを強めなければいけない時期と認識している」と強調。「感染拡大エリアで『Go To トラベル』を一時中断するのは、まさに(感染が急拡大している)大阪は当てはまる」と話した。イート事業も同様との考えを示した。
一方、東京都の小池百合子知事は政府方針の発表直前、都庁で記者団の取材に応じ、「国が主体的に決める。10月1日に東京が(トラベルの対象に)加わったのも、そういう流れで行われたと理解している。しっかり国の方でご判断いただきたい」と述べた。