【ロンドン=板東和正】英王室の公務から今春に退いたヘンリー王子の妻、メーガン妃が25日付の米紙ニューヨーク・タイムズ(電子版)への寄稿で、7月に第2子を流産していたことを明らかにした。
同紙によると、メーガン妃は昨年5月に出産した長男、アーチーくんの世話をしているときに流産したという。メーガン妃は寄稿で、流産について「子供を失うことは、ほとんど耐え難い悲しみを背負うことを意味する」と悲しみをつづった。
夫妻は今年1月、主要公務に参加しない意向を発表。その後、エリザベス女王が夫妻の意向を容認し、今春に公務を引退することが決まった。現在は、英国を離れ、米西部ロサンゼルス近郊で生活しているとの情報がある。王子が引退の決断に至った背景には、夫妻に対する執拗(しつよう)な取材への不満があるとされる。
ただ、英王室の主要メンバーが公務から離脱する前代未聞の事態に同情の声は少なく、「夫妻は子供っぽく、無分別」(英紙タイムズ)などと非難する論調が目立った。