「ザ・クラウン」は創作だと注釈必要か 英文化相の懸念に米ネットフリックス反発

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「ザ・クラウン」は創作だと注釈必要か 英文化相の懸念に米ネットフリックス反発

「ザ・クラウン」はエリザベス女王を中心に、イギリスの王室や政治などを描く連続ドラマ。しかしネットフリックスは、この作品がフィクションだという注意書きを表示していない。

オリヴァー・ダウデン文化相はこれについて先週、若い視聴者が「フィクションを現実と取り違えるかもしれない」と発言。注意書きを付けるよう求めた。

これに対しネットフリックスは、「ザ・クラウン」は「ドラマ」として常に提供してきたとして、「注意書きを載せる予定も必要性も感じていない」と表明した。

脚本・製作総指揮のピーター・モーガン氏は、「ザ・クラウン」は「創造的な想像力の賜物」であり、調査と脚本が「常に、押し合いへし合いしている」作品だと説明している。

このほど公開された「ザ・クラウン」の第4シーズンは、チャールズ皇太子と故ダイアナ元妃の出会いと結婚、そして関係悪化を描いているが、その描き方について批判の声が上がっている。ドラマはほかに、サッチャー政権の発足から終わりまでも描いている。

ダウデン文化相は英紙メール・オン・サンデーの取材で、「当時生まれていなかった世代の視聴者が、フィクションを現実と取り違えることを懸念している」と語った。

その上で、ネットフリックスの「美しく作られたフィクション作品は(中略)、冒頭でそれがフィクションだと明確にすべきだ」と述べた。

これに対し、ネットフリックスはデイリー・メールが最初に報道した声明で、「我々は常に、『ザ・クラウン』をドラマとして提示してきた。れは歴史的な出来事に基づいたフィクションなのだと、会員の皆さんは理解しているはずで、万全の自信を抱いている」、「そのため注意書きを載せる予定もなければ、その必要性も感じていない」と説明した。

ダイアナ元妃の弟のエドワード・スペンサー伯爵は以前、ITVの司会者ロレイン・ケリー氏の取材で、一部の視聴者が「ザ・クラウン」のあらすじを事実と思い込むのではないか心配だと話していた。

スペンサー伯は、「もしこの作品が各話の冒頭に、『これは真実ではないが、現実の出来事に基づいている』と書いてくれれば、大きな助けになると思うのだが」と語っていた。

英王室バッキンガム宮殿の元報道官ディッキー・アービター氏も、「ザ・クラウン」は「ドラマ化の許諾を極端に拡大解釈している」と批判している。

BBCの取材でアービター氏は、「これはチャールズ皇太子とダイアナ元妃に対する中傷だ」と指摘した。

BBCで王室特派員を務めていたジェニー・ボンド氏も、一部の視聴者がこの作品を「ドキュメンタリーとして」受け止めるかもしれないと懸念を表明した。

(英語記事 Netflix has ‘no plans’ for Crown fiction warning)

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