【ニューヨーク時事】週明け14日のニューヨーク株式相場は、新型コロナウイルス感染再拡大に伴う景気悪化懸念が重しとなり、反落した。優良株で構成するダウ工業株30種平均は前週末終値比184.82ドル安の2万9861.55ドルで終了。一方、ハイテク株中心のナスダック総合指数は62.17ポイント高の1万2440.04で引けた。
ダウ平均は一時、3万0325.79ドルまで値を上げ、取引時間中の史上最高値を塗り替えた。この日米国でコロナワクチンの接種が始まったことが支援材料になったほか、議会で協議が続く追加経済対策への期待も相場を支えた。
ただ、その後は足元のコロナ再拡大への懸念が重しとなり、ダウはマイナス圏に沈んだ。米メディアによると、米国の累計コロナ死者数は30万人を突破した。