今年7月15日午前、ソウル蘆原区(ノウォング)の中溪近隣公園で開かれた2020蘆原区雇用博覧会で市民が参加会社リストを確認している。 ウ・サンジョ記者
感染病は韓国人と外国人を分けなかった。新型コロナで韓国国内に居住する移民者の雇用も大幅に減少した。
統計庁が21日に発表した「2020年移民者滞留実態および雇用調査結果」によると、今年5月基準で韓国国内の外国人就業者数は84万8000人と、前年比で1万5000人(1.8%)減少した。雇用率も63.7%と、前年比で1.6ポイント下落した。外国人雇用率は関連統計を作成し始めた2012年以降で最低となった。
外国人失業者は今年5月基準で7万人と、前年比で1万9000人(38.2%)増えた。外国人失業者数が7万人に達したのも統計作成以降初めて。失業率も7.6%と、前年比2.1ポイント上昇して過去最高となった。過去5年以内に帰化した「帰化許可者」の雇用関連指標も同じく過去最悪となった。雇用率は59.1%で前年比5.7ポイント下落し、失業率は7.7%で1.7ポイント上昇した。
外国人就業者数は前年と比較して鉱業・製造業(-2万人、-5.0%)と建設業(-1万人、-10.0%)分野で減少幅が大きかった。帰化許可者は卸小売・飲食物・宿泊(-1000人、-13.4%)、事業・個人・公共サービス(-700人、-12.1%)で大きく減少した。新型コロナによる打撃が大きい分野で外国人の雇用が大きく減少したということだ。
統計庁のチョン・ドンウク雇用統計課長は「外国人の国内就業者の45%は製造業に従事するが、新型コロナの影響で5月に主要国が経済封鎖し、就業者数が大幅に減少した」とし「新型コロナの影響を受けた建設業と卸小売・飲食・宿泊でも就業者数が減少した」と説明した。
外国人勤労者の半分以上(51.1%)は月平均200万-300万ウォン未満の賃金を受けた。100万-200万ウォン未満(27.8%)、300万ウォン(約28万円)以上(16.4%)が後に続いた。帰化許可者の場合、月平均100万-200万ウォン未満(48.0%)が最も多い。
今年は経済事情が良くはなかったが、移民者の大半は韓国の生活に満足感を表した。韓国の生活に「満足している」と答えた外国人は81.%、帰化許可者は81.5%だった。とはいえ、過去1年間に差別待遇の経験がある外国人は20.3%、帰化許可者は24.1%にのぼった。差別の理由は出身国が最も多かった。永住(F-5)滞在資格を除いた外国人の86.5%は、滞在期間満了後にも韓国に滞留することを希望した。