サムスン電子
サムスン電子が昨年一年間の売り上げは237兆ウォン、営業利益は36兆ウォン(約3兆3700億円)となったと明らかにした。
28日、サムスン電子によると、2020年売り上げは236兆8070億ウォンであり、営業利益は35兆9939億ウォンで前年より29.62%増加した。
10-12月期の売り上げは61兆5515億ウォンだ。7-9月期に比べると、メモリー価格の下落などで8.1%減少した数値だが、前年同期比では部品需要の改善で2.8%増加した。
10-12月期の利益も前期に比べると約3兆3000億ウォンが減少した9兆470億ウォンを記録したが、昨年よりはディスプレイとメモリー業況の改善で営業利益と利益率いずれも増加した。
サムスン電子は今年新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)の再拡大などリスクが存在するが、グローバル需要の回復を予想した。これを受け、「Galaxy S21」、折りたたみスマートフォンなどフラッグシップ製品と中低価格5Gスマートフォンのラインナップを強化してスマートフォンの販売を拡大する方針だ。
半導体部門でも中国の需要増加と5G中低価格モデルの拡大によりメモリーの搭載量が上昇するものと見通した。ただし、景気回復の速度が不透明であり、ドル安や新規ラインの構成にともなう初期費用など不確実性が残っているとし、弾力的な製品運用で需要変動に対応する計画だ。