韓国、アイオニック51日で完売…テスラは足元に火が付く

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現代自動車の「アイオニック5」。[写真 現代自動車]
現代自動車の「アイオニック5」。[写真 現代自動車]

現代自動車の新しい電気自動車「アイオニック5」が事前契約初日に事実上完売する突風を巻き起こした。アイオニック5は現代自動車グループが世界市場を狙って投入する電気自動車専用プラットフォーム「E-GMP」を採用した初の電気自動車だ。

現代自動車は25日に事前契約が始まった当日に2万3760台が契約されたと明らかにした。今年の韓国市場での販売分を事実上1日で達成した格好だ。韓国の自動車販売史上最多で、昨年発売した起亜(キア)自動車の第4世代「カーニバル」の2万3006台の記録を上回る。車は4月から引き渡しが始まる。

昨年現代自動車の販売トップとなった水原(スウォン)西部支店のクァク・ギョンロク営業部長は「契約台数は明らかにできないが、契約は多く入ってきた。アイオニックに対する補助金など多くの情報収集をしながら昨年から待って申し込んだ顧客がほとんど」と話した。業界では契約キャンセル率は高くないと予想した。通常は新車の事前契約キャンセル率は20~30%だが、今回のアイオニック5は類例がない消費者の反応からキャンセル率は高くないと予想される。

◇「電気自動車需要確認、アイオニック6・7も期待」

サムスン証券のイム・ウンギョン研究員は「期待以上の反応。内部・外部デザインに対する好評、急速充電など新技術、価格競争力、先着順で支払われる補助金などが要因」と分析した。続けて「気難しいことで有名な韓国の消費者を満足させたという点で今後欧米市場でも競争力を備えたものと評価される」と話した。

ハイ投資証券リサーチセンター長のコ・テボン氏は「内燃機関車から電気自動車に転換するタイミングで2万台以上の事前契約により消費者の需要を確認したという点で意味がある。今後アイオニック6(セダン)とアイオニック7(大型SUV)の販売にも影響を与えるだろう」と話した。アイオニック6は2022年、アイオニック7は2023年の発売予定だ。

アイオニック5の高い事前契約台数は、電気自動車補助金が影響を及ぼした。今年政府の乗用電気自動車普及は7万5000台に限定されている。順番が遅れれば補助金の恩恵を受けられない。消費者の素早い反応はこのためとみられる。アイオニック5ロングレンジの価格は5200万~5750万ウォン(個別消費税3.5%基準)だが国庫・自治体の補助金1200万ウォン(ソウル市基準)を受ければ4000万~4550万ウォンまで低くなる。昨年電気自動車のベストセラーであるテスラ「モデル3ロングレンジ」の今年の実際の購入価格である4900万ウォン(業界推定値)より最大1000万ウォンほど価格競争力を備えた。

昨年韓国で乗用電気自動車は3万1298台(カーイズユーデータラボ基準)販売された。このうちテスラのモデル3が1万1003台で35%を占めた。アイオニック5は今年ベストセラー電気自動車になる可能性が大きい。アイオニック5と競争しなければならないテスラのモデル3とモデルY、起亜「CV」(プロジェクト名)、フォルクスワーゲン「ID.4」は焦っている。アイオニック5が完売すれば今年の政府補助金の3分の1を持っていくことになり、残りをめぐって競争しなければならないためだ。

◇起亜CVに好材料、テスラ「足踏み」

CVの価格は未知数だ。業界関係者は「CVとスペックが似たアイオニック5の善戦がCVの販売にも肯定的な影響を与えるだろう。電気自動車販売は価格と補助金がカギであるだけに、アイオニック5の販売推移を見守って価格を決めるだろう」と話した。CVは4月の公開後7月から引き渡しを始める予定だ。

テスラは足元に火が付いた状態だ。これに先立ちテスラはアイオニック5やCVと競合するため韓国市場で初めてモデル3ロングレンジの価格を480万ウォン引き下げ5999万ウォンに調整するなど先に価格競争の火ぶたを切った。だが最近米フリーモント工場でモデル3の生産が一時中断されるなど供給に支障をきたしている。ブルームバーグなど外信は「テスラが自動車半導体不足に陥っている」と報道した。先月韓国でのテスラ販売台数は18台で、前年同月の138台より急減した。

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