洪楠基企画財政部長官兼経済副首相。ウ・サンジョ記者
洪楠基(ホン・ナムギ)経済副首相兼企画財政部長官が、「昨年はパンデミックにともなう世界的な経済危機の中で韓国もやはり実質国内総生産(GDP)のマイナス成長を避けることはできなかったが、全国民的努力に力づけられ相対的に善戦し経済規模縮小だけは防ぐことができた」と明らかにした。
洪副首相は4日に自身のフェイスブックで韓国銀行の昨年10-12月期と年間GDP成長率速報値発表を引用してこのように話した。
この日韓国銀行は昨年の年間実質GDP成長率は速報値でマイナス1.0%と集計されたと発表した。昨年10-12月期の前四半期比成長率は1月に公開された速報値の1.1%から1.2%に高まった。
洪副首相は「昨年の韓国経済の規模を示す名目GDP(ウォン基準)が0.3%でプラス成長を維持した。これにより昨年の韓国の経済規模世界順位(ドル基準)は2段階上昇した10位が予想される」と説明した。
続けて「1人当たり国民所得(GNI)もウォン基準で3747万ウォンと小幅だが増加傾向を維持した。ドル基準では3万1755ドルでドル高によりやや減少したが、厳しい状況で1人当たり国民所得3万ドルを守ったということに意味がある」と評価した。
合わせて昨年10-12月期の成長率が上昇したことに対しては「昨年10-12月期に輸出と投資を中心とした景気回復の流れがより強まったということがわかる。今年の速くて強い経済回復に向けた踏み台がもう少し高まったという意味」と話した。
洪副首相は「これを踏み台として輸出と投資の回復傾向を強化し、ワクチン普及を始めただけに徹底した防疫に基づいて内需回復努力を並行して確実な景気改善と反騰を成し遂げ、今年3.2%の成長目標も必ず達成するよう政府は最善の努力を傾けていく」と強調した。