韓経:ロシア、新型コロナワクチン委託生産めぐり韓国の製薬会社に「ラブコール」

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GC緑十字の従業員が全羅南道和順のワクチン工場で生産ラインを点検している。[写真 GC緑十字]
GC緑十字の従業員が全羅南道和順のワクチン工場で生産ラインを点検している。[写真 GC緑十字]

ロシアが開発した新型コロナウイルスワクチンの生産をGC緑十字が引き受ける可能性が高くなった。20日に訪韓するロシアの開発関係者らが緑十字の生産施設に対し「委託生産(CMO)を任せるのに十分だ」と判断するかどうかにかかっていている。緑十字が受注すれば年間数千億ウォンの売り上げを追加で得られるだろうとの分析が出ている。

17日バイオ業界によると新型コロナウイルスワクチンである「コビワク」を開発したチュマコフ研究所関係者とロシア政府関係者が20日訪韓する。ワクチン販売に向け設立したロシアのスマートバイオテック代表も同行する。彼らは23日から緑十字の和順(ファスン)工場と梧倉(オチャン)工場、安東(アンドン)動物細胞実証支援センターを視察した後、コビワク生産に適しているか点検する計画だ。

1957年に設立されたチュマコフ研究所は世界保健機関(WHO)とユニセフにワクチンを納品するロシア最大のワクチン開発機関だ。独自開発した小児まひワクチンなどを欧州、アフリカ、東南アジアなどで流通している。この研究所が昨年4月から開発してきたコビワクは志願者を対象に進めた臨床第2相で最高95%の免疫率を見せた。現在臨床第3相を進めている。ロシア政府が先月コビワクの使用を承認しロシア製新型コロナウイルスワクチンは「スプートニクV」と「エピワクコロナ」を含め3種類に増えた。

コビワクは新型コロナウイルスと同じ構造を持ち「死んだ」ウイルスを体内に入れて体の免疫システムを刺激する方式の不活化ワクチンだ。体内の免疫細胞が新型コロナウイルスに対抗する抗体を生成するよう学習させる方式だ。死んだウイルスを入れるので毒性がなく、副反応が少ない。A型肝炎、インフルエンザ、小児まひ、狂犬病のワクチンなども不活化ワクチンだ。ただ生きているウイルスを体内に入れる組換えタンパクワクチン方式に比べて持続期間が落ちるという短所がある。

緑十字がコビワク生産基地として選ばれればここでの生産量はロシアとともにカザフスタン、ウズベキスタンなど9カ国が属する独立国家共同体(CIS)に輸出される。海外流通は韓国のバイオ企業であるセルマセラピューティクスが担当する。

コビワクはすでにロシアとCIS諸国から約3億回分の注文を受けている。韓国での生産量はこのうち1億回分に達するという。業界関係者は「ロシア側はもっと多くの量を任せたかったが緑十字などの生産施設が埋まっており1億回分水準になったと承知している」と話した。

緑十字はワクチン原液生産と完製工程をすべて引き受ける案を提示したとされる。原液生産は緑十字和順工場で担当する。原液を注射器などに入れる完製工程は梧倉工場で行われる。ここでは1日8時間稼動を前提に年間10億回分まで生産できる。業界関係者は「緑十字が原液と完製工程まで獲得する場合、営業利益率は50%に達するだろう」と予想した。

業界は今回の訪韓時にロシア側と緑十字、セルマセラピューティクスなどが技術移転契約をまず結ぶ可能性があるとみている。本契約は来月中旬ころと予想される。具体的な単価や契約規模も今回の訪問で協議されるという。

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