韓国、株式口座4000万口突破…女性個人投資家、1年で147万人増加


11年目の会社員ソンさん(35)は、昨年9月に生まれて初めて株に投資した。それまでは銀行の預金・積立金だけ覗くばかりで、株式投資には関心がなかった。そのうち、会社の同僚たちが株で稼いだという話を聞いて、「自分だけお金を稼げないのではないか」という不安から投資を決心した。先月は2歳の娘の株式口座まで作った。サムスン電子の株5株、現代(ヒュンダイ)自動車1株を買った。ソンさんは「20~30年寝かせておけば、子供に経済的に役立つのではないかと思い、株式口座を作った」と話した。

25日、金融投資協会によると、23日現在、株式取引活動口座は4022万1075口で過去最多を記録した。先月末基準で韓国の20歳以上の住民登録人口は4312万人だ。成人1人当たり株式口座を1口持っている計算だ。昨年3月6日3000万口を超えた株式口座数は、1年で1000万口以上に増えた。ことしに入って開設された口座だけで450万口に及ぶ。

株式取引活動口座とは、預託資産が10万ウォン(約9600円)以上で、6カ月間で1回以上取引したことのある証券口座を指す。

文字通り「生きて動く」口座が増えたのは昨年新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)事態後、「東学アリ運動」に飛び込んだ「チュリニ(株初心者)」が急増した結果と分析される。SKバイオサイエンスなどの人気公募株申込ブームも口座開設数の増加に一役買った。もちろん、投資家1人が複数の口座を持つ場合も多い。専門家は、1人当たり口座を平均2~3個を持っているとみている。資本市場研究院のファン・セウン研究委員は、「口座4000万個突破は、株に興味を持つ投資家が爆発的に増加したのはもちろん、複数口座や未成年者の口座の増加など市場環境の変化まで反映した数値と見ることができる」と述べた。

韓国預託決済院によると、重複口座を除いた個人投資家は、昨年末基準で910万7228人だった。前年より299万人ほど(48.9%)増加した。

特に20~30代が大きく増加した。30代は181万人で、1年間で74万人急増しており、20代は69万人増加して107万人になった。20歳未満の未成年者は10万人に満たなかったが、2倍以上に増えて23万人になった。女性個人投資家が増えたのも顕著だ。女性投資家は389万人で、1年間で147万人増加した。2016年末(194万人)と比較すると、4年で2倍に増加した。同期間、男性投資家は293万人から521万人に77.8%(228万人)増加した。



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