KOSDAQ指数が20年7カ月ぶりに1000ポイントを突破した。12日のKOSDAQ指数は前日より1.14%(11.26ポイント)上がった1000.65で取引を終えた。終値基準で1000ポイントを超えたのはITバブルが発生した2000年9月14日以来だ。12日のKOSDAQ市場では外国人投資家が362億ウォン相当を買い入れて指数を引き上げた。この日KOSDAQ時価総額は411兆1000億ウォン(約40兆1729億円)で過去最高を更新した。昨年末より25兆5000億ウォン増えた。
KOSDAQ指数は2000年3月に2834.4まで上昇したが、ITバブルが消え6カ月で500ポイントを下回る急落となった。その後200~900ポイントの範囲内で上下を繰り返した。昨年下半期からはKOSPIの後を追い上昇を継続した。昨年12月3日に900を突破したのに続き1月26日には取引時間中に1007.52を記録し1000ポイントを突破した。この時は大引けまで1000ポイントを守ることはできなかった。
KOSDAQ1000ポイントを牽引したのは個人投資家だった。昨年KOSDAQ市場で16兆3176億ウォン相当の株式を買い入れた個人投資家は今年に入ってからも5兆3390億ウォンを買い越した。大型銘柄中心の株価上昇傾向が停滞する間に個人投資家の買い傾向が中小型銘柄に移った。製薬・バイオとゲーム銘柄がKOSDAQ上昇を主導した。
新型コロナウイルスの感染拡大が続き診断キットを製造するシージェンの株価がこの4日間で35%上がった。8日の理事会で無償増資を決議したこととKOSPI市場への移転を推進するという知らせも好材料だった。KOSDAQ時価総額4位のゲーム企業パールアビスは今月に入り、9.2%、時価総額6位で二次電池製造のエコプロBMは10.7%上がった。
過去と比較するとKOSDAQ市場を主導する業種が多様化した。1999年末にはKOSDAQ時価総額上位10社のうち9社がIT企業だった。移動通信会社の韓通フリーテルが1位、韓通エムドットコムが2位、ハナロ通信が3位、セロム技術が4位、ハンコムが5位などKOSDAQ代表銘柄だった。最近ではバイオ、ゲーム、エンターテインメントと二次電池、半導体などさまざまな業種がKOSDAQ指数を支えている。韓国取引所関係者は「KOSDAQ指数が20年ぶりに1000ポイントを上回ったのは市場がこれまで体質改善に向けた努力を通じ充実した成長をしているという意味」と話した。
金融情報会社のFnガイドによると、KOSDAQ上場企業の今年の純利益推定値は約7兆2000億ウォンだ。1年前より50%以上多い。サムスン証券のチョン・ミョンジ投資情報チーム長は「最近外国人投資家がKOSDAQ市場で株式を買うパターンが見られる。ナスダックなど米国証券市場が大きく揺れ動かなければ外国人投資家の買いが続き指数も上昇の流れに乗れるだろう」と予想する。彼は、「ただし5月3日からKOSDAQ150などに限り空売りが再開される。これが市場にどのような影響を与えるのか見守らなければならないだろう」と付け加えた。IBK投資証券リサーチ本部のチョン・ヨンテク本部長は「最近バイオ企業の株価を上げた材料に連続性がない。KOSDAQ上昇が続くとはみていない」と話した。