![クーパンの時価総額20兆ウォン蒸発…米国で上場後に最低価、株価33%下落 ニューヨーク・ウォール街の中心になびく太極旗。クーパンの上場を控え、米国ニューヨーク証券取引所の建物にクーパンのロゴと共に太極旗が掲揚された。[写真 クーパン]](https://jp24h.com/wp-content/uploads/2021/04/20210421115314-1.jpg)
ニューヨーク・ウォール街の中心になびく太極旗。クーパンの上場を控え、米国ニューヨーク証券取引所の建物にクーパンのロゴと共に太極旗が掲揚された。[写真 クーパン]
韓国最大のEコマース「クーパン(Coupang)」株価が上場後最低となった。
20日(現地時間)、米国ニューヨーク証券取引所(NYSE)でクーパンの株価は前日より6.78%(3.1ドル)急落した42.62ドル(約4600円)で取り引きを終えた。上場後最低価で、先月11日始値(63.5ドル)に比べると32.9%落ちた水準だ。公募価格である35ドルとは7ドル程度の差だ。
株価が落ちて時価総額も730億9900万ドルに減った。先月11日、終値を基準に886億5000万ドルで20兆ウォン(約1兆9300億円)近く蒸発した。
昨、夜ニューヨーク証券市場が劣勢となり、クーパンの株価にも負担を与えた。この日、ダウ・ジョーンズは0.75%、スタンダード・アンド・プアーズ(S&P)500指数は0.68%下落した。技術株中心のナスダック指数は0.92%下落した。世界保健機関(WHO)が全世界の新型コロナウイルス感染症(新型肺炎)感染者がまた増加しているという点を警告したことに続き、インドでも感染者が急速に増加しているという便りが投資心理を萎縮させた。
企業価値の高い評価と宅配配達員への処遇など社会的論議も株価を落とす要因に選ばれる。投資銀行JPモルガン・チェースは最近、報告書で「配達員への処遇などに関連した社会的状況、規制がクーパンが潜在的に直面し得る危険」と指摘した。JPモルガンはクーパンに対して投資意見で「中立」、目標価格は1株当たり48ドルを提示した。