サムスンギャラクシーノートパソコンのアンパックト。ノ・テムン社長
サムスン電子が今年1-3月期の売り上げは65兆3885億ウォン(約6兆4000億円)、営業利益は9兆3829億ウォンとなったと29日、公示した。
1-3月期の売り上げはスマートフォンの販売実績に力づけられて前期比6.2%増加し、1-3月期基準では史上最大の売上額だ。前年同期比でもスマートフォンやテレビ、生活家電の販売好調などにより18.2%増加した。
前年同期比営業利益と利益率いずれも改善された。営業利益は昨年同期より45.53%増加し、純利益は7兆1417億ウォンで46.2%増えた。
半導体部門は1-3月期の売り上げ19兆100億ウォン、営業利益は3兆3700億ウォンを記録した。1-3月期のメモリー事業がモバイルとノートPCの需要強勢で良好な流れを見せたが、先端工程の転換にともなう新旧ラインの初期費用の影響で営業利益は小幅に減少した。サムスン電子は「4-6月期にはメモリー製品全般にかけて需要が強気を見せ、営業利益が相当部分改善されるだろう」と予想した。
反面、ITとスマートフォンなどIM部門では無線新製品発売の効果減少などで4-6月期の実績鈍化が見通される。サムスン電子は「折りたたみの拡散と中低価格の5Gラインナップの強化とともにタブレット・パソコン・ウェアラブルの成長を通した収益性の確保に注力する」と明らかにした。