現代三湖重工業が建造した世界初の超大型LNG推進コンテナ船が9月に引き渡される予定だ。[写真 現代三湖重工業]
韓国が先月、世界造船受注1位を占めた。
10日、英国の造船・海運市況分析会社クラークソン・リサーチによると、ヤード別オーダーブック(Order book)データ基準で、ことし5月の全体船舶受注量242万CGT(標準貨物船換算トン数、89隻)のうち、韓国が142万CGT(40隻、59%)を占め、1位となった。続いて、中国が88万CGT(37隻、36%)、日本が11万CGT(5隻、5%)を受注した。オーダーブックとは、船会社が造船所に発注したが、まだ引き渡しが完了していない船舶を指す。
ことし1月から5月までの世界の累計受注量は1907万CGTだった。前年同期比179%増加した。国別に見ると、中国が892万CGT(321隻、47%)を受注し、韓国832万CGT(212隻、44%)よりも上回っている。
韓国は前年1~5月の累計受注量(109万CGT)に比べて、ことし約7倍(662%)に及ぶ船舶を受注したことが分かった。これは、2008年1~5月に967万CGTを記録した後、13年間の最大規模だ。環境に配慮した燃料推進船舶でも競争優位を示している。ことし発注された液化天然ガス(LNG)推進船67隻中31隻(46%)、液化石油ガス(LPG)推進船48隻中36隻(75%)を韓国が受注した。