(CNN) 米西部の300カ所あまりで今週末にかけて記録的な猛暑が予想され、当局は4000万人以上に対し、猛烈な熱波に警戒するよう呼びかけている。
ユタ州ソルトレークシティーの米国立気象局(NWS)は「簡単には言えないので、単刀直入に言います。『とても』暑い日が『長い間』続きます」とツイートした。
専門家によると、米南西部で記録的な熱波と異常な干ばつが重なる現象は、気候変動にあおられる形で発生している。気温が高くなるほど干ばつは進み、干ばつが進むほど気温が上昇する。
気象専門家のキャサリン・ヘイホー氏は「世界の温暖化に伴い、夏の熱波の到来が早まって長期化し、さらに激しい暑さになる」と解説する。
ソルトレークシティーは15日までの3日間連続でカ氏で3桁台に達する熱波を観測。15日午後の気温はカ氏107度(セ氏約41度)まで上昇し、かつて7月に観測された史上最高記録と並んだ。
[5:43 PM] 107°F. We have now tied the highest temperature EVER recorded at Salt Lake City in any month of the year, in the last 147 years of records. It has only happened twice before: July 2002 and July 1960. #utwx pic.twitter.com/lySLjV748q
— NWS Salt Lake City (@NWSSaltLakeCity) June 15, 2021
ソルトレークシティーの観測記録は1874年までさかのぼる。これまでの5万日あまりの間に気温が107度に達したことは、15日を含めて3回しかなかった。