ワシントン(CNN) 米テキサス州のグレッグ・アボット知事(共和党)は20日までに、住民に許可証がなく必要な訓練を受けていなくても公の場所での短銃携帯を認める法案に署名した。今年9月に発効する。
新法の対象は、同州で小火器の保有が合法的に認められている21歳以上の州民。
米国内の保守系知事が率いる複数の州でも今年、この種の法案が成立していた。
今回の法案を支持していたテキサス州議会の共和党議員は、州民の銃保持の権利に対する人工的な障害を取り除き、公の場所での自己防御手段を保持する機会をより多くの住民に与えることになると主張。
一方、民主党議員や一部の法執行機関要員は小火器の操作訓練の義務化をなくす法案であり、違法な銃所持を行っている人物の把握が一層困難になるなどと批判していた。