(CNN) 米北東部マサチューセッツ州の警察は3日、重武装のグループとの間で同日未明から続いたにらみ合いの末、11人を逮捕したと発表した。
警察によると、警官らは同日午前1時半ごろ、幹線道路の路肩でハザードランプをつけた車両2台を発見した。乗っていた男たちは現行の法律を受け入れない集団を名乗り、軍隊風の胴衣や制服、ボディーカメラを身に着けて銃を持っていた。隣接するロードアイランド州から「訓練」に来たと話していた。
警官らは運転免許証と銃所持許可証の提示を求めたが、男たちは持っていないなどと答え、一部が銃を持って沿道の林に駆け込んだ。
現場には装甲車が出動し、交渉チームが送り込まれて説得にあたった。約9時間後までに11人が全員投降して逮捕された。地元警察の報道官によると、リーダーを名乗る男は、反政府思想のグループではないと主張している。
州警察の報道官は3日夜の時点で、数人が取り調べに応じず身元を明かしていないと述べ、容疑者の名前などを公表できる段階にないと説明した。
発表によると、現場で3人が持病に関連する症状を訴えて病院へ運ばれ、このうち1人が入院した。