サムスン電子華城(ファソン)キャンパス内のファウンドリーライン [写真 サムスン電子]
韓国半導体のツートップ、サムスン電子とSKハイニックスの4-6月期のメモリー半導体売上高が2けた増加したという分析が出ている。
台湾情報技術(IT)メディアのデジタイムズリサーチは6日、「サムスン電子とSKハイニックスの4-6月期のDRAM、NAND型フラッシュメモリー合計売上高が前年同期比16.7%増の233億ドル(約26兆3800億ウォン、約2兆5870円)にのぼる」と報じた。デジタイムズは韓国のメモリー半導体のうちDRAMは前年同期比17.4%増、NAND型フラッシュメモリーは15.3%増と推定した。
◆半導体好況で4-6月期の業績に期待高まる
4-6月期の業績見通しも明るい。エフエヌガイドによると、サムスン電子の4-6月期の業績コンセンサス(推定値、5日基準)は売上高61兆2813億ウォン、営業利益10兆9741億ウォンで、それぞれ前年同期比16%増、34%増。金融投資業界はサムスン電子半導体部門の営業利益を6兆1000億ウォン(NH投資証券)-6兆9000億ウォン(ハイ投資証券)と予想している。
ただ、ハイ投資証券は最近の報告書で「7-9月期には直前期の出荷量急増による影響でDRAMとNANDの出荷量増加率が維持または小幅増加にとどまる」と分析した。
SKハイニックスの4-6月期の売上高推定値は9兆8103億ウォンで、これは前年同期比20%以上の増加となる。営業利益の推定値は同比70%以上増の2兆6818億ウォン。IBK投資証券は「4-6月期のDRAM価格上昇で(SKハイニックスの)営業利益率が大幅に改善し、NAND価格の上昇で赤字幅は減少した」と分析した。
一方、サムスン電子は7日に4-6月期の業績の暫定値を発表する。SKハイニックスは今月末に公開する予定。