韓国造船、上半期の世界船舶発注量の44%受注…「13年ぶり最大」


現代三湖重工業が建造した世界初の超大型LNG推進コンテナ船が9月に引き渡される予定だ。[写真 現代三湖重工業]
現代三湖重工業が建造した世界初の超大型LNG推進コンテナ船が9月に引き渡される予定だ。[写真 現代三湖重工業]

韓国の造船業界が今年上半期に全世界の船舶発注量の半分近くを受注した。13年ぶりに最大の実績だ。上半期に全世界で発注した液化天然ガス(LNG)運搬船は全部韓国企業が受注した。

11日産業通商資源部によると、韓国造船業界は上半期に全世界発注量2452万CGT(標準貨物船換算トン数)の中で1088万CGTを受注して全体の44%を占めた。受注金額では、267億ドル(約2兆9300億円)で全体の49%だ。

今年上半期の実績は昨年同期より724%増えた。コロナ禍の影響がある前である2019年に比較しても183%増加した。産業部は「2006~2008年造船好況期以来、13年ぶりに達成した上半期最大の実績」と評価した。

今年は特に韓国造船会社のLNG運搬船など高付加価値船舶の建造能力が役割を果たしている。全世界の高付加価値船舶の発注量1189万CGTの中で61%である723万CGTを受注した。今年受注した船3隻の中で2隻(66%)が高付加価値船舶だった。

LNG運搬船は世界発注量16隻を100%受注した。超大型原油運搬船(VLNG)も全世界発注量の87%を占めた。最近、海運運賃が上昇して発注が増加した大型コンテナ船(1万2000TEU級以上)は81隻で発注量の半分(51%)を占めた。

産業部関係者は「下半期に発注が予定されているカタールガス公社のLNG運搬船などを考えると、今年全世界の発注と韓国の受注実績も良好になる見通し」と明らかにした。



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