中国恒大が傘下のネットサービス企業株を全て売却し、310億円の現金を手にした…と報道されているが、その裏には巨額の含み損があった。ロイターによれば85億香港ドル、日本円にして1,000億円もの損失を確定させたことになるのだ…！
中国恒大、傘下のネットサービス企業を３１０億円で売却…当面の資金確保か
11/18(木) 23:41配信 読売新聞オンライン
【北京】経営危機に陥った中国不動産大手、中国恒大集団は１８日、保有する傘下のインターネットサービス会社の株式全てを２１億２７００万香港ドル（約３１０億円）で売却すると発表した。資金繰りが逼迫（ひっぱく）するなか、当面必要な資金を確保する狙いとみられる。
恒大は９月以降、ドル建て社債の利払いの遅延が相次いだ。６日に期日を迎えた社債の利払いも３０日間の猶予期間に入ったと伝わる。１２月２８日には別の社債の利払いも控えている。
工事代金の支払いも滞っており、上海の内装工事会社は１７日、恒大子会社を相手取り、３３３件、計２億３８００万元（約４０億円）の工事代金の支払いを求めて提訴したと発表した。今後、同様の訴訟が相次ぐ可能性がある。
中国経済紙・第一財経日報によると、恒大の許家印会長は７月以降、７０億元（約１２５０億円）を超える私財を売却するなどして資金を捻出し、恒大の延命を図っているという。
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中国恒大、恒騰網絡の全株を2.73億ドルで売却 近日中に一部支払い
11/18(木) 10:22配信 ロイター
［香港 １８日 ロイター］ – 資金繰り難に陥っている中国の不動産開発大手、中国恒大集団は１８日、子会社が保有する恒騰網絡集団の全株式を２１億３０００万香港ドル（２億７３４７万米ドル）で売却すると発表した。
株式売却による実現損益は８５億香港ドルの損失となるという。映画・テレビ番組配信サービスを手掛ける恒騰網絡は、国内メディアから「中国版ネットフリックス」と称されている。同社には騰訊控股（テンセント・ホールディングス）が約２０％出資している。
恒大の子会社は聯合資源投資控股（アライド・リソーシズ・インベストメント・ホールディングス）に恒騰株１６億６０００万株を１株当たり１．２８香港ドルで売却することで合意。１７日終値に対して２４％のディスカウントとなる。
開示資料によると、売却額の２０％は合意日から５営業日以内に支払われる。残りの支払いは２カ月以内に行われるという。
中国恒大は１２月２８日に総額２億５５００万ドル超の利払い期限を迎える。他の債権者からも圧力を受けており、資金繰りの悪化が多くの住宅建設プロジェクトに影を落としている。
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損失額を書かずに中国をやんわり擁護した読売
ワトソン君これって、損切りしたって事ですよね？85億ドルって結構大きいと思いますけど・・・。
黒井香港ドルは米ドルのおよそ8分の1だから、85億香港ドルは10億ドルだね。つまり恒大はこの株式売却により1,000億円超の損失を確定させたわけだ。窮余の策としか言いようがない。
ワトソン君やっぱり！それでも株を売らないと、利払いができないんですね・・・。
黒井読売の記事の方では損失額が書かれてなかったから、日本のマスコミにありがちな恒大を擁護する論調となっているわけだ。ロイターの方がやはり正確だが、コメント数は常に少ない。
ワトソン君300億円しか残らなかったんですね・・・。100万円損して、残り30万円を現金化するのと同じですよね？
黒井そういうことｗｗ ワトソン君でもやらないような大失敗だよな。そこまでしてでも現金を確保しないと出血が止まらない非常事態なわけだ。
優良事業の売却で一層苦しくなる恒大
ワトソン君ネットユーザーの反応です！
・支払い期限でギリギリ回避してます。結局、国民の分からない所で中国政府が裏で助けてると思います
・まだ延命作戦をやるんですね。負け戦だと思います
・中国の不動産バブル崩壊は、来年が本番です
・6月にも6香港ドルで売却してます。とうとう1.28香港ドルまで買い叩かれました
・利益を生み出す優良事業から売却して、残るのは利益が出ない部門です
黒井資金繰りに窮した企業のやることはどこも一緒だな。キャッシュフローを生み出す金の鶏から手放さないといけないが、残るのはむしろ利益を圧迫する不採算事業だけになり却って苦しくなると。
ワトソン君じゃあ、恒大は来年倒れますね・・・。ネットユーザーも来年が本番だって、覚悟してるみたいです。
ワトソン君中国の皆さん、光の戦士の習さんが経済を破壊して、意地悪クラブを一掃します！みんなで千年王国を築いて、豊かになりましょう！
黒井そうやって言ってると今年中に来るかもしれないぞ？日本には関係ない！どうでもいい！中国さようなら！
