【拉致被害者救出にまったなし】拉致被害者家族会前代表、飯塚繁雄さん死去 83歳/「本当に残念です。必ず宿願を叶えます(救う会会長、西岡力氏)」、「本当に残念でなりません。遺志を受け継ぎ活動して参ります(家族会会長、横田拓也)

拉致被害者家族会前代表、飯塚繁雄さん死去 83歳 田口八重子さんの兄

北朝鮮による拉致被害者、田口八重子さん(66)=拉致当時(22)=の兄で拉致被害者家族会の前代表、飯塚繁雄さんが死去したことが18日、分かった。83歳。

東京都出身。平成19年11月、家族会の初代代表で、横田めぐみさん(57)=同(13)=の父、滋さん(令和2年、87歳で死去)に代わり、代表に就いた。17歳離れた末の妹である八重子さんら被害者の救出を求め、同年から約14年間、救出運動を牽引(けんいん)した。

近年は肺炎など体調の悪化から入退院を繰り返し、関連行事を途中退席することも増えていた。今年12月には、代表の職をめぐみさんの弟、拓也さん(53)に託した。その後も、八重子さんの長男で、養子として引き取った飯塚耕一郎さん(44)らに支えられながら、最期まで再会を待ち続けた。

救う会全国協議会ニュース(2021.12.18)


飯塚 繁雄 死去のお知らせ

父及び前 家族会代表の飯塚繁雄は、去る2021/12/18 午前2時頃、上尾市内の病院にて死去しました。享年83歳でした。

本来でしたら、生前お世話になりました皆様に丁重にご連絡すべきところ、このような形でのお知らせとなり誠に申し訳ございません。深くお詫び申し上げます。

別途、改めて記者会見や皆様へのご挨拶の機会としてお別れの会などを設ける予定です。

葬儀については家族葬を予定しており、父をしめやかに送りたいと考えております。その点、ご了承頂きたく存じます。生前、父が本当に全国の多くの方々にお世話になり大変感謝しております。

改めて息子である私からも御礼申し上げます。

ただ、田口八重子さんとの再会が叶わなかったことが無念であり、非情な結果となってしまった形です。

2002年に父 飯塚繁雄が妹を救う活動を公の場で開始して以降の長い年月が過ぎてしまいました。もう少しなにかできなかったものかと悔悟し、今後私個人として、この悲しみ怒りをどうすべきかとも考えております。

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会 事務局長 飯塚耕一郎

飯塚前代表の訃報に際し、本当に残念でなりません。八重子さんに再会出来ず、無念であったと思います。ご冥福をお祈りします。

一刻を争う問題です。拉致問題の解決を図るよう、日本政府に改めて強く求めます。

遺志を受け継ぎ、全拉致被害者の即時一括帰国を実現するべく、原則論を曲げずに活動して参ります。

北朝鮮による拉致被害者家族連絡会代表 横田拓也

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とても残念です。愛する妹である田口八重子さんに会わせることができなかったこと、申し訳なく思います。14年間、家族会代表として誠実に激務をこなして下さったこと、心から感謝します。本当にまじめな人柄でした。飯塚繁雄代表がいたからこそ、拉致被害者救出の国民運動は多くの方々に支持されてここまでやってくることができました。くりかえしますが、本当に残念です。必ず、八重子さんたちを救い出して繁雄さんの宿願をかなえます。

北朝鮮に拉致された日本人を救出するための全国協議会 会長 西岡力

飯塚 繁雄(いいづか しげお)
1938年〈昭和13年〉6月8日 – 2021年〈令和3年〉12月18日)は、日本の人権活動家。北朝鮮による拉致被害者である田口八重子の長兄。「北朝鮮による拉致被害者家族連絡会」(通称、「家族会」)元代表

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