
黒岩・神奈川県知事
15日に南太平洋トンガ諸島で起きた海底噴火の影響で日本沿岸でも潮位変化が起こり、気象庁は16日未明に津波警報や注意報を発令。この情報を通知する緊急速報メールについて神奈川県内では委託業者のプログラムミスで頻発したことがSNS上で問題に。同県の黒岩祐治知事が自身のツイートで釈明したものの、コメント欄に「私自身も家族も何度も叩き起こされましたが、受験生の事を思うと気の毒でなりません」「丸投げ体質が露呈」と書き込まれるなど、怒りや憤りで火に油をそそぐ格好になった。
【写真】神奈川県がミスで夜中に連発した緊急メール
深夜0時すぎの津波警報・注意報発令から多い時では数分おきに鳴り続ける緊急速報メールには、SNSでも「眠れない」などの厳しい声が上がっていた。
黒岩知事は16日午後、自身のツイッターで「未明より、津波に関して緊急速報メールが何度も配信されました。原因を調査したところ、委託業者が誤ったプログラムを設定していたことが明らかになりました。ただちに改修作業を終えましたが、二度とこのようなことにないように再発防止を徹底します。ご迷惑をおかけして申し訳ありませんでした」と釈明した。
このツイートに対して「共通テストの為に早めに寝てた受験生の息子が寝不足でしんどいと言いながら行きました。なんですか…これ。神奈川県だけって」「県が委託の業務確認を怠っていたのも事実で、責任を押し付けるような言い訳は聞きたくなかった」「コロナ対策をはじめあらゆる業務で同様のトラブルが繰り返される」などのコメントが相次いだ。
中日スポーツ