本末転倒な話だ。韓国の光州で崩落したマンションだが、そもそもコンクリート自体が土など不純物が混ざった不良品だと分かった。施工上のミスとK品質が重なった結果の事故だったわけだ。崩落した床が鉄筋の形状そのままの亀裂を生じさせてしまったという。どうしようもない人災により生じた事故と言える。
コンクリートに規則的な亀裂…光州の崩落マンションは「不良生コン」を使っていた
1/24(月) 14:52配信 朝鮮日報日本語版
崩落事故が起きた光州市西区のマンション「花井アイパーク」201棟では、39階の床に打設されたコンクリートの至る所に亀裂があるのが発見された。これについて、不良生コンクリートが使用されたのではないかとする指摘が出ている。
22日にメディアに初公開された事故マンション39階の床部分の写真を見ると、打設されたコンクリートに四角形の規則的な亀裂が生じ、まるで歩道ブロックのような形状になっていた。専門家は型枠に変形が生じ、そのすき間にコンクリートが漏れ、鉄筋が並べられた方向に従って「沈下亀裂」が発生したと分析した。
光州大建築学部のソン・チャンヨン教授は23日、「鉄筋の配列に従い亀裂が発生したことは、コンクリートに混ぜられた水の量が多かったためとみられる。39階の高さまでコンクリートを引き揚げる(ポンピング作業が)容易になるようにセメントに占める水の割合を高めたことで生じた『ブリーディング』現象だ」と指摘した。ブリーディングとは、コンクリートの内部で固体材料が分離・沈降した際、内部の水の一部が遊離し、水が表面に浮き上がる現象を指す。ソン教授は「水の割合が高いコンクリートは強度に問題がある可能性があり、型枠や(それを支える短い柱の)支保工(しほこう)などに加わる圧力が高まりかねない」と述べた。
崩落現場の残がいにコンクリートの塊よりも粉状の物が多い点もコンクリートの品質不良を示唆している。東新大建築工学科のチェ・ミョンギ教授は「(コンクリートが固まるまで適切な環境に保つ)養生の不良も考えられるが、コンクリート自体に骨材ではない土の成分などが混ざっていた可能性が高い」と指摘した。コンクリートはセメントと水、骨材(砂や砂利)を適切な割合に混ぜて作る。土の成分が混入すると、コンクリートの接着力と強度が低下する。
監理報告書からも生コンクリートの不良状況が分かる。今月10日に光州市西区庁に提出された花井アイパーク監理報告書によると、生コンクリートの「スランプ試験」の結果、事故が起きた201棟を含む2つの団地が3回不合格判定を受けていたことが分かった。スランプ試験とは、高さ30センチのコーンと呼ばれる型にコンクリートを詰め、コーンを外した際に最初の高さからどれだけ下がるかを調べる試験で、コンクリートの強度指標になる。警察は現場に生コンクリートを供給した業者10社余りを家宅捜索し、供給内容、資材不良の有無などを調べている。
一方、21日に始まったタワークレーン解体作業は、23日にクレーン上端部にある操縦室を残したままで終了した。事故収拾統合対策本部は重量27トンの重り、タワークレーンの腕に相当するブームを解体した後、操縦室も除去しようとした。しかし、39階の型枠などを除去し、安定性が確保されたとの判断から、操縦室は解体しないことになった。クレーン解体作業が終わったことで、24日からは行方不明者の捜索・救助作業が24時間体制で行われる。
消防当局は22日、メディアに事故現場の201棟の内部を初めて公開した。崩落した23-38階部分の内部は天井が崩落し、曲がった鉄筋とコンクリートの残がいなどが危険な状態で重なっているなどひどい状況だった。光州消防本部の関係者は「建物が崩落し、押しつぶされた状態になっているため、捜索・救助作業は容易ではない」と説明した。
韓国政府は23日、光州マンション崩落事故に関連し、労働部、行政安全部、国土安全部、消防庁など関係機関で構成する中央事故収拾本部を運営すると発表した。
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コンクリート業者の8割が不良品判定を受けていた
黒井事故から2週間近く経過するが、この期に及んでまだクレーンの解体に手間取ってるようでは行方不明者の捜索も覚束ない。その後解体し再施工をするまでに半年以上かかっても不思議はない。確かにそれらの作業に経済的なベネフィットはないかもしれないが、それこそが安全を軽視している証拠と言える。
黒井こうした信じ難い話も出てきている。工事現場にコンクリートを納品した業者のうち8割が不適合判定を受けていたそうだ。要するに不良コンクリートを平気で納品する企業が8割を占めるということだ。これがKクオリティである。韓国のすべての建物は欠陥でいつ崩壊してもおかしくないと言える。
「光州マンション崩壊事故」コンクリート納品業者、10社中8社に「不適合」判定=韓国
1/20(木) 11:50配信 WoW!Korea
崩壊事故が発生した韓国のクァンジュ(光州)市ソ(西)区ファジョン(花亭)洞のアイパークマンション工事現場にコンクリートを納品したレミコン業者の大多数が、コンクリートの管理不十分などで国土交通部(部は省に相当)に摘発されていた事実が明らかになった。
20日国会国土交通委員会に所属する野党「国民の力」キム・ウンヘ議員が国土交通部から提出を受けた資料によると、この事故現場にコンクリートを納品した業者の10社中8社が、2020年7月~2021年5月に実施されたイクサン(益山)国土管理庁のレミコン工場事前・定期点検で不適合判定を受けていた。
詳細な点検結果をみると、コンクリートに入れる砂利や砂などの骨材の管理を誤っていたり、配合する比率が合っていない業者が3社、コンクリートの強度を高めるために入れる混和剤を不適切に保管した業者が3社だった。セメントの管理が不十分な業者も3社だった。
2019年5月に着工された光州市の花亭アイパークマンションは、2020年3月からコンクリート工事が始まった。
国土交通部(益山地方国土管理庁)の点検が2020年7月~11月と2021年5月~7月に実施されたという点を考慮すると、不適合な工場で生産されたコンクリートが事故現場に使われた可能性が浮上する。
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