
FNNプライムオンライン
男子高校生のケガをめぐり、沖縄で若者と警察が対立した問題。
めざまし8は、高校生が搬送される直前の映像を入手、実際に起きていたことは何だったのでしょうか?
【画像】眼球破裂の高校生の搬送直前の映像(写真14枚)
高校生の搬送直前 大けが 警官との間で何が
救急搬送される直前の17歳の男子高校生を捉えた動画には、現場に規制線を引く警察官に、若者が怒鳴りながら詰め寄る場面も写っています。
右目から血を流し、横たわった高校生。バイクに乗って警察官と接触し、眼球破裂で失明する大けがを負いました。
高校生と警察官の間に何があったのでしょうか?
高校生失明の原因めぐり約300人が警察署襲撃
一方こちらは、日付をまたいだ1月28日金曜日の午前0時すぎ、沖縄警察署前で撮影された映像です。
この時、警察署前に集まったのは、約300人の若者。
それと対峙するように、警察署の玄関前には、盾を手に横に一列に並んだ警察署の姿がありました。
近所の人:
夜の12時ぐらいにパンパン鳴り始めて、ロケット花火とか、もう明らかに映画のような非日常的なものだったので…
数時間にも及んだ投石行為。
翌朝、警察署前には、野球ボールや卵のパック、トマトなど、様々なゴミが散乱。
駐車場の車のフロントガラスも大きくひび割れていました。
なぜ若者らは警察署を襲撃したのでしょうか?ことの発端は、27日の未明にかかってきた1本の119番通報。
「バイクの単独事故で顔面をけがした」
事故を起こしたという本人からの電話。この通報者こそが、17歳の男子高校生でした。
高校生は現場に到着した救急隊員に対し、「警察官に棒のようなもので右目を殴られた」と話したといいます。この事故で高校生は右目の眼球が破裂し、失明する大けがをしました。
しかし、警察の認識は、高校生の話と食い違っています。
警察によると、27日未明に、沖縄市内で暴走行為を取り締まるためのパトロールを実施。
男性警察官がバイクを運転していた高校生に職務質問をしようと停車を求めたところ高校生は制止を振り切って逃走。その際、警察官と高校生が接触したといいます。
「棒のようなもので殴られた」とする高校生と、「接触した」とだけ発表した警察。
食い違う両者の主張。これに対し、SNS上では“ある情報”が拡散。警察署を襲撃する騒ぎとなったのです。現場に集まった若者は…
警察署近くにいた男性:
今、流行のインスタがあるんですけど、それに回ってきて拡散お願いします、きょう集まりがあるのでいきましょう、みたいになってて…
――具体的にどういうストーリーというか、インスタグラムの投稿に書かれていた?警察署近くにいた
警察署近くにいた男性:
警棒で目を失明されたみたいな投稿が回ってきて、それを見て…
警察署襲撃にまで発展した、男子高校生の事故。高校生の身に何が起きているのでしょうか?事故直前まで高校生と一緒にいたという友人の男性に話を聞くことができました。