(写真:読売新聞)
佐賀市の佐賀学園高校が受験生36人の採点前の国語の解答用紙を紛失していた問題で、同校は9日、解答用紙が見つかったと発表した。佐賀県警佐賀北署から発見の連絡を受けたとしている。同署は捜査中に見つかったとしており、発見時間や場所は明らかにしていない。
福地昌平校長は取材に対し、「受験生の不安をあおり、学校の信頼を損ねることになった。反省し、二度と起こさないようにしたい。合否が変わることはない」と述べた。
同校は1月20日に県内6会場で前期入試を実施。このうち唐津市のホテルで受験した36人の国語の解答用紙の紛失が翌21日午後に判明した。36人の数学と英語の平均点と全体の平均点を比較するなどして国語の推定点を出し、通知表などを加味して合否を判断した。