プーチン氏は「天才」 トランプ氏が称賛
2022年02月23日14時52分
【ワシントン時事】トランプ前米大統領は22日、保守系ラジオ番組に出演し、ウクライナ東部の親ロシア派支配地域の独立を承認したロシアのプーチン大統領について、「天才だ」「愛国者だ」と称賛した。
トランプ氏は大統領在任時のプーチン氏とのやりとりを紹介し、「彼はいつもウクライナを欲しがっていた。私は『それはできない』と言ったが、欲しいのは分かった」と語った。
一方、トランプ氏は「次は中国だ。彼らは五輪が終わるのを待っていた」と述べ、習近平国家主席が台湾侵攻に踏み切ると予想。北朝鮮が弾道ミサイル発射を再開したことにも触れ、バイデン政権の外交を批判した。
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“ところで、次は中国だ”
トランプはプーチン、習近平を「双子の姉妹」と呼び、中国は台湾を「同じように欲しがっている」という。
トランプ氏は中国の習近平国家主席が「双子の姉妹」であるプーチン大統領を手本に、係争中の島への侵攻を演出することを示唆
トランプ氏は中国の習近平国家主席が「双子の姉妹」であるロシアのウラジーミル・プーチン大統領を手本に、係争中の島への侵攻を演出することを示唆した。前大統領は、自分の大統領時代にはロシアがウクライナ侵攻に動くことは「なかった」と主張する一方、プーチンも習もジョー・バイデン大統領の弱さを感じ取っていると示唆した。
「次は中国だ」とトランプは言った。「絶対に。私とは違う、彼らはしなかっただろう…。彼らはオリンピックの後まで待っている。今オリンピックが終わって、ストップウォッチを見て、ね?いいえ、彼はそのようなことを望んでいる… まるで、双子の姉妹のようにね」。
「台湾を欲しがっている人がいるのだから」と彼は続けた。誰かが「どちらがより望んでいるか」と言いました。おそらく同じくらいひどいと思う。しかし、いや、プーチンは決してそれをしなかっただろうし、習近平も(トランプ政権の間に)それをしなかっただろう」と続けた。
トランプ氏は、プーチンがバイデン政権をウクライナに侵攻する「機会」と見ていたと考えていると述べ、一方で、大統領時代に侵攻がなかったのはロシア大統領との親密な関係のおかげだと評価した。
「彼はこの機会を捉えていると思う」とトランプ氏は述べた。「彼が常にウクライナを望んでいることは知っていた。私は彼とよくその話をしたものだ。私は、『お前には無理だ』と言った。でも、彼がそれを望んでいるのがわかった。よくその話をしたものだ」。
「私は彼のことをとてもよく知っている。私は彼を知ることができた。習近平主席のことも知っている。