羽生善治九段、最終局勝利で飾れず敗戦 来期は30期ぶりにB級1組降級/将棋・順位戦A級


羽生善治九段、最終局勝利で飾れず敗戦 来期は30期ぶりにB級1組降級/将棋・順位戦A級

広瀬章人八段(左)と羽生善治九段

【中継】順位戦A級・最終9回戦

 既に負け越し、降級も決まり、今年度の締め括りと来期に向けての意地を見せたい羽生九段だったが、苦しむ今年度を象徴するように、この一局でも苦しい時間が続いた。角換わりで始まった一局は、序盤・中盤と互角に渡り合っていたが、夜戦に入り広瀬八段にリードを許すと、そこからはじりじりとその差を広げられた。最終盤には入玉を目指して上部脱出を狙ったものの、チャンスを逃さない広瀬八段に寄せ切られた。

 羽生九段は、初のA級昇級から永世名人の条件を満たす名人9期を含み、29期に渡りA級以上を維持してきた。ただ今年度は、プロ入りしてから初めて勝率が5割を切るなど苦戦が続いた。若手棋士の台頭、将棋ソフト(AI)による研究の進化に対して、来期以降どこまで巻き返してくるかが関係者、ファンも注目をするところだ。
(ABEMA/将棋チャンネルより)



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