M7震源域の間に「未破壊域」存在か 東北大災害研、警戒呼び掛け


M7震源域の間に「未破壊域」存在か 東北大災害研、警戒呼び掛け

 三つの地震は今回と昨年2月13日のM7・3、2011年4月7日のM7・2で、それぞれの推定震源域は図の通り。いずれも東日本大震災の本震の影響で発生したと考えられ、震源は陸側プレート(岩板)に沈み込む太平洋プレートの内部だった。

 三つの推定震源域の間にある領域に関し、遠田教授は「ひずみの変化を計算すると、非常に力が加わっている。周囲のプレート境界も同様に影響を受けており、地震の誘発に注意が必要だ」と語った。

 両県の地震計のデータを分析した大野晋准教授(地震工学)は「昨年2月の地震より揺れが大きかった地点が多く、県境の福島側の自治体では震災の本震を上回った所がある」と説明した。

 目視調査による建物被害の特徴、津波の解析結果なども発表された。数日間は気温が低い日が続くとして、低体温症への備えを促す報告もあった。

河北新報



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