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きょう7日午前9時30分頃、愛知県東部を震源とするマグニチュード4.6の地震が発生し、愛知県で最大震度4を観測しました。日本列島では、ここ一週間、最大震度4のやや強い地震がたびたび発生しています。地震の発生時に焦らないように、いまできることをまとめました。
ここ1週間 最大震度4のやや強い地震がたびたび発生
3月16日に福島県沖を震源とする最大震度6強の地震が発生しました。
きょう7日は愛知県で、きのう6日は、福島県と和歌山県で最大震度4の地震が発生するなど、ここ一週間、日本列島では、最大震度4のやや強い地震がたびたび発生しています。
3月31日午前11時30分からきょう4月7日午前11時30分までの一週間の地震発生回数は52回で、震度3以上の地震観測回数は11回、震度4以上の地震観測回数は8回です。その中で地震規模の最大となるのは、4月6日午前0時4分に発生した福島県沖を震源とするマグニチュード5.4の地震となっています。
家の中の安全確保を
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大きな地震が発生した際は、想像以上に身動きがとれなくなります。地震発生時に焦らないように、いまできる対策をまとめました。
まずは、家の中の安全確認を行っておきましょう。
家具を正しく固定できているか確認を。転倒防止の器具を設置していても、正しい使用方法でないと効果がないこともあります。
棚の上など、高いところに物を置いておくと地震などの際に落下してきて危険です。上に軽いもの、下に重いものを収納するようにしましょう。
窓ガラスなどの大きなガラスには、透明の飛散防止フィルムなどを貼っておきましょう。カーテンを閉めておくだけでも効果はありますので、就寝するときにはカーテンを閉めるようにしましょう。
寝ている場所の近くには、スリッパやスニーカー(使用していないきれいなもの)を置いておきましょう。ガラスの破片や床に散乱したものを踏まないようにするためです。
メガネやスマートフォン(携帯電話)といった生活必需品、災害避難時の行動に必要となるものは、就寝時、枕元においておくようにしましょう。
特に、夜間に大きな地震が発生すると、停電などで周囲が見えない中で安全確認をしながら、避難行動に移す必要が出てきます。
日中だけでなく、夜の地震も想定して、日ごろから対策をしておくと良さそうです。
いざという時に必要になりそうなものは日頃からストックするようにしましょう。
緊急時に必要な食べ物は、賞味期限の近いものから食べていき、食べた分を補充するようにしましょう。
また、避難時にはスニーカーなど底が厚めで歩きやすいものが安全です。被災時にもすぐに取り出せるところに準備しておくようにしてください。
いざ、大きな地震がきた際に、慌てないためには事前の対策が必要です。
ゆっくりと見直しができる今のうちに、非常用持ち出し袋に不備がないかどうか、確認をしておきましょう。
日本気象協会 本社 日直主任