羽田─仙台間の臨時便として飛来した「鬼滅の刃 じぇっと―壱―」=4日午前、仙台空港
最大震度6強を観測した3月16日の地震により福島-仙台間で運休が続く東北新幹線が14日、全線で運行を再開するのに合わせ、交通各社は順次、代替の臨時便をやめ、通常ダイヤに戻す。週明けの18日には地震前の対応に戻る見通しだ。
【写真】荷物を持って那須塩原行きの臨時列車に乗り込む人たち=3月19日午前、JR仙台駅
日本航空は1日最大6往復した羽田-仙台便の運航を17日で終える。全日空も最大5往復した臨時便を17日で取りやめる。格安航空会社(LCC)スプリング・ジャパンは、成田-仙台の1往復の運航を当初の計画通り10日で終了した。
東京-仙台の高速バスは、東北急行バスが1便当たり最大2台を加えた増車対応を14日で終える。JRバス東北は14日、1便当たりの増車を最大3台から1台に縮小するなど地震前の水準に戻す。宮城交通は既に1日2往復の通常便数にしている。
JR東日本の在来線の臨時快速は、品川に向かう常磐線の上下8本と、福島-仙台間の東北線の上下18本の運行が13日で終了する。同社仙台支社は「駅の掲示板やホームページなどで周知し、スムーズな移行につなげたい」と話す。
河北新報