神戸市役所
頭髪が抜けたり認知機能が低下したりした、難病を患う同僚の外見をからかう言動を繰り返すなどしたとして、神戸市は19日、水道局に勤務する男性職員5人(48~61歳)を停職15~3日の懲戒処分にした。
発表では、5人は同市内の事業所に勤務。このうち現場職員3人は昨年4月以降、難病を抱える同僚男性の容姿を取り上げ、「ポンコツ」「どうせ死ぬんやから」などの暴言を吐いた。当時の事業所長(61)ら上司2人は職員の行為を見過ごしていた。調査に対し、職員らは「難病だと知っていたが、コミュニケーションの一環だった」などと話したという。
昨年11月、事業所内で女性講師を招いて行ったマナー研修の場で、職員らの卑猥(ひわい)な発言が問題化。市が経緯を調べる中で今回の暴言も判明した。弁護士らによる第三者委員会の報告書では、居酒屋で同僚男性の首筋に鍋料理の葛きりを落とし、やけどをさせるなどの暴行もあったと指摘された。