北海道の知床半島沖の観光船遭難事故を受けて海上保安庁は今後、国後島との中間線を越えて捜索する可能性があることをロシアの国境警備局に通知したと発表しました。
この事故では、乗員2人と子ども1人を含む乗客13人の行方がいまだ分かっていません。
海上保安庁は25日、知床岬の先端から北に流れるとの漂流予測を受け、24日より北に35キロほど広げて捜索しています。
今後、中間線を越えた海域への漂流も考えられることから、海上保安庁は日本とロシアが結んでいる捜索救助協定に基いて国後島との中間線を越えて捜索する可能性があることをロシアの国境警備局に通知したということです。
ロシアが捜索に参加することはありません。
もし観光船などを見つけた場合は、日本に情報提供をするよう求めています。
テレビ朝日