「通常装備では潜れない」海上自衛隊の発表
北海道・知床半島沖で26人が乗った観光船が消息を絶った事故で、海底で船体が見つかり観光船と確認された。
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船体が発見されたのは、知床半島の北海道斜里町のウトロ漁港北東で、今月23日に観光船から「船首が浸水している」と救助要請があったカシュニの滝付近の海域だ。きょう午前、海上自衛隊の掃海艇「いずしま」の水中カメラで調べたところ、水深約100メートルの海底で船体が見つかった。船体には「KAZU 1」という船名が書かれており、海上保安庁は観光船と確認した。
観光船の乗員26人のうち12人が依然行方不明で、捜索が続いている。第1管区海上保安本部は、これまでに見つかった14人の遺体から、新たに兵庫県・小野市の60代の男女、それに岐阜県多治見市の50代の女性と福岡県筑後市の50代の男性の合わせて4人の身元を確認したと発表した。
また、1管本部はロシアの国境警備局がおととい27日午後1時すぎ、国後島の西の海域で救命胴衣を付けた漂流者を発見したものの、荒天のため救助出来ず見失ったという連絡があったことを明らかにした。(ANNニュース)