中学校の部活動を「地域移行」とは? 教師の長時間労働減へ…地域や民間に委ねる【宮城発】


中学校の部活動を「地域移行」とは? 教師の長時間労働減へ…地域や民間に委ねる【宮城発】

FNNプライムオンライン

【画像】競技経験の無い教師が部活顧問になるケースが多く…

部活指導の現場…大きな課題とは?

男子バレー部顧問 大木望未 先生:
バレーは好きです。前任校でも部活(バレー部)は持っていた。やったことはないですが

記者:
やったことない?

男子バレー部顧問 大木望未 先生:
やったことないです。やっぱり大変ですね。特に最初はルールもわからなかったので

外部指導者の導入 実現にむけて課題も

こうした問題を解決しようと志波姫中学校は、約20年前から地元のスポーツクラブから地域の指導者の受け入れを実施。

外部指導者の存在は生徒たちだけでなく教師にとっても大きく、休日や平日の活動において必ずしも立ち会う必要が無くなるため、時間外労働の削減など負担軽減に繋がっていると言う。

男子バレー部顧問 大木望未 先生:
会議や他の業務に追われている時は、コーチが付いてくださって助けられています

こうした取り組みを全国的に増やしていこうと、スポーツ庁は2025年度までに休日の公立中学校の運動部活動の運営主体を、地域の外部団体に移行する提言案を策定した。

一方で、実現に向けて課題もある。こちらのスポーツクラブの指導者は、基本的に全てボランティア。その熱意に頼っているのが現状。

志波姫中学校 村上卓 校長:
好意でやっていただくということが、今後どうなるのか。その辺の仕組みの整備が今後必要だと思う

大きな転換期の中にある中学校の部活動、模索が続く。

(仙台放送)

仙台放送



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