
秋田県警
秋田県警由利本荘署は16日、海岸の波打ち際で倒れていた県外に住む70歳代女性を助けた由利本荘市、福祉施設職員の男性(40)に、署長感謝状を贈った。
同署によると、男性は、2日午後6時45分ごろ、砂浜に倒れている女性を発見。警察に連絡して、救急車到着まで見まもり助けた。
男性は、祖母に面倒を見てもらって育った「おばあちゃん子」で、現在は介護福祉施設で働いている。現場は趣味のサーフィンでよく行くといい、この日は波がなくランニングで女性を見かけた。帰宅後に、「暗くなってきたが、おばあちゃんは大丈夫か」と気になってすぐ引き返し、救助につながったという。
感謝状について男性は「買い物に行っても、高齢者を見ると気になり、危なっかしいと放っておけない。サーファーが、事故がないよう大切にしている海岸でもあり、大事に至らなくて良かった」と喜んでいた。