(写真:読売新聞)
名古屋市教委は26日、職場で食品を盗んだ市立小の女性給食調理員(57)を懲戒免職処分に、秘密にすべき保護者からの訴えの内容を他の児童に公表した市立小の女性教諭(59)を減給10分の1(3か月)の懲戒処分にした。
発表によると、女性調理員は今年2月、勤務先で冷凍保存されていた油揚げ2袋とパン2個を無断で自宅に持ち帰った。市教委に対し、「自分で食べるためだった」と説明したという。
また、女性教諭は昨年9月、担任するクラスの児童の保護者から市教委に「指導が体罰ではないか」という申し出があったことを、クラスの朝の会で児童の名前を明かして、ほかの児童に公表した。調査で「体罰ではなかった」と判断されたが、上司からの注意を無視して、調査結果もクラスの児童に伝えたという。