ウクライナ東部ドネツク州の前線付近を進む同軍の戦車(2022年8月15日撮影)。【翻訳編集】 AFPBB News
【AFP=時事】ウクライナ当局は15日、ロシア民間軍事会社「ワグネル(Wagner)」の東部ルガンスク(Lugansk)州内の拠点と、ロシア占領下にある南東部メリトポリ(Melitopol)近郊の橋を攻撃したと発表した。
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ルガンスク州のセルヒー・ハイダイ(Sergiy Gaiday)知事は、ワグネルの拠点が「精密攻撃によって破壊」されたと語った。
ワグネルの実態はほとんど知られていないが、ロシアのオリガルヒ(新興財閥)で、ウラジーミル・プーチン(Vladimir Putin)大統領と近い関係にあるエフゲニー・プリゴジン(Yevgeny Prigozhin)氏が関与しているとみられている。
ウクライナ当局はまた、メリトポリ南西の鉄道橋を破壊したと主張した。
メリトポリのイワン・フョードロフ(Ivan Fedorov)市長は、攻撃によって「クリミア(Crimea)半島からの軍用列車は完全に通行できなくなるだろう」と、メッセージアプリのテレグラム(Telegram)に投稿した。
2014年にロシアが併合したクリミア半島は、ウクライナ南部に展開するロシア軍にとって必須の補給基地となっている。
ウクライナ側は、南部で多数の村を奪還しており、ロシア軍をドニエプル(Dnieper)川の対岸に後退させようとしている。【翻訳編集】 AFPBB News