【07月10日 KOREA WAVE】「窓に大量のハエが張り付いていておかしいと思った」――—異常に気づいた通行人の通報で、孤独死とみられる遺体が発見されたというエピソードが、韓国のSNS上で注目を集めている。
X(旧Twitter)に7月5日、「日本に住む韓国人」の体験談が投稿された。それによると、この人物はある日、通りを歩いている途中、ふと見上げたマンションの窓にハエがびっしり張り付いているのを目撃。「あまりにも異常で気味が悪く、調べてみたら孤独死の可能性があると知り、すごく怖かった」と語っている。
その後、警察が確認したところ、部屋の中から遺体が発見された。死因は明らかにされていないが、孤独死とみられている。
この投稿には、多くのネットユーザーが反応した。「周囲に目を配ってくれてありがとう」「その関心が、より長く孤独だったかもしれない時間を救った」「観察力と想像力で他人の最後を見届けてくれた」「ご冥福をお祈りします」といった温かいコメントが寄せられた。
日本における孤独死は深刻な社会問題となっている。昨年、全国で報告された孤独死および孤立死の件数は2万1716件にのぼり、そのうち65歳以上の高齢者が一人暮らしの自宅で亡くなっていたケースは約1万7000件とされる。最近では、この問題が10〜30代の若年層にも広がりつつあり、社会的な関心が高まっている。
(c)KOREA WAVE/AFPBB News
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