参院選、自民各派の皮算用 細田派は決起集会、竹下派は長野全力


 自民党各派閥が20日に国会近くで開いた例会は、夏の参院選に向けた決起集会の様相を呈した。原則週1回の例会は、会期延長がなければ26日に閉会する今国会で最後の開催となり、幹部からは必勝を期する発言が相次いだ。各派の参院選に向けた思惑を探った。

 安倍晋三首相の出身派閥で党内最大勢力の細田派(清和政策研究会、97人)は24人を擁立する。20日の会合では縁起を担いでカツカレーが振る舞われた。細田博之会長は「緩まずに全員当選できるよう頑張ろう」と述べ、「ガンバロー三唱」が行われた。下村博文事務総長は、自衛隊を明記する憲法改正案について党本部が作成した漫画を活用するよう要請した。

 麻生派(志公会、56人)は改選を迎える8人の全員当選を掲げる。最重点区は「忖度(そんたく)」発言で国土交通副大臣を辞任した塚田一郎氏の新潟選挙区(改選数1)で、今後、人員を多く割くかなどの対策を検討する。

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